【印西市】印西市にも豊かな湧き水があった!「一本松湧き水」を見てきました
印西市瀬戸に「一本松湧き水」という湧き水があり、人々が水を汲みに来ているという噂を聞き、見に行ってみました。
場所は、近隣の田んぼへ米作りに必要な水を供給している一本松用水機場のすぐ近くです。
湧き水と聞くと、高い山の奥深くにありそうなイメージですが、印旛沼からも比較的近い民家も点在する平地にあります。
印旛沼が近いといっても沼の水とは関係ないようです。
湧き水の場所には水汲み場が造られており、絶えずジャバジャバと水が流れ出ていました。
到着した時、高齢のご夫婦が沢山のペットボトルに水を汲んで、車に積んでいらっしゃいました。
お話をうかがうと、ご夫婦は新潟県から近年引っ越してこられたそうで、新潟にいた頃は水がとても美味しかったのだとか。
千葉に来てから関東の水道水に慣れない日々を過ごしていたところ、ここの一本松湧き水を教えてもらい、今では毎週ここの湧き水を汲みに来られているそうです。
お米を研ぐのに利用したり、ご自宅で魚を飼っているので魚用の水にも使われているそうです。
水汲み場に下りてみました。
そこには、文字が一部見えなくなっていますが、「一滴の水にも 天地の恵み・・・、ありがたくいただき・・・」と書かれた板が掲げられていました。
四国遍路での、食事作法(じきじさほう)と言われる、食前に唱える言葉「一滴の水にも 天地の恵みを感じ、一粒の米にも 万民の苦労を思い、ありがたくいただきます」の抜粋のようです。
いわゆる食事の前に言う「いただきます」に込められた意味のことですね。この湧き水も天地の恵みですね。
そこへ、またもう一人、湧き水を汲みに来られました。
ポリタンクに水を汲んでいるその方にお話をうかがったところ、船橋市からわざわざここまで水を汲みに来られたのだそうで、この方も、お米を研ぐのにこの湧き水を利用しているとのこと。
その他に、ご自宅でコーヒーもこの水で淹れているのだそうです。
一方で、この湧き水のすぐ脇に「この湧き水は飲用に適しません」という印西市からの注意書きが掲げられていました。
飲む飲まないはご自身の判断になるかと思いますが、豊かな湧き水が印西市にも存在するという事実が確認できました。
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