【印西市】とても個性的な手作り豆腐のお店「岩井豆腐店(職人館 本郷とうふ茶屋)」
印西市笠神の本埜中学校の近くを通った時に見つけたこちらの「とうふ」と書かれた看板。豆腐屋さんでしょうか。営業中の幟も出ているので、寄ってみることにしました。目の前は田んぼの広がる長閑な場所にあります。
以前ご紹介した町中華のお店「喜楽」も近く、歩いて5分くらいのところです。
手作り感あふれる看板には「いなりあげ・とうふ」とも書かれています。豆腐だけでなく油揚げもあるようです。
こちらの営業中の看板も手作りですね。
お店の入り口には、これまた個性的な手作り看板がいくつかと、薪が沢山。
国産大豆とうふと書かれていますね。
早速店内に入ってみます。
お店の外も個性的でしたが、中はもっと個性的でした!
大きな木が生えていたり、このような池が造られていたり。
薪ストーブもありました。外にあった薪はこの薪ストーブに使うものだったのですね。
こちらの石はすべて琥珀で、店主さんが霞ヶ浦で拾ってきたものだそうでコレクションとして店内に飾られていました。
あまりにも個性的な店内なのでここが豆腐店であることをすっかり忘れかけていましたが、肝心な豆腐はこちらです。
昔は小さなスーパーなどにも卸していたので沢山作っていたそうですが、今はここだけの販売なので、そんなに沢山は作っていないそうです。
もちろんすべて手作りです。
外の看板に「国産大豆」とありましたが、大豆は栃木産を使っているそうです。
きぬ豆腐と油揚げを買って帰ることに。
店主ご夫妻の奥様が、美味しい油揚げのアレンジ料理も教えてくれました。
こちらでは油揚げはなたね油で揚げているそうです。
こちらが店主の岩井ご夫妻です。
豆腐店の名前も「岩井豆腐店」です。(店名の看板はどこにもありません。)
「岩井豆腐店」としては創業100年以上になるそうで、ご主人は三代目で、お店を継いでからは45年になるそうです。(2023年現在)
それまではブルドーザーの運転手をされていたのだそうですよ!
当時はご自宅のすぐ横で豆腐店を営んでいたそうですが、本埜に県道291号線ができて便利になるということで25年前に今の場所に移って来られたそうです。
ちなみに、お店の中の大木や池の石はどのように店内に運んだのか聞いたところ、先にそれらを持ってきて、その後に建物を建てたのだとか!
最初からこの世界観を持っていたのですね。
そういえば店内に「職人館 本郷茶屋」と書かれた暖簾がかかっていたのでこれは何か聞いてみると、以前、こちらで豆腐の販売の他に湯豆腐を振る舞う茶屋もやっていたそうでその時の茶屋の名前なのだとか。
現在は豆腐の販売のみ。「本郷」はこの辺りの昔の部落の名前なのだそうです。
買って帰った豆腐と油揚げは、この日の夜ごはんで美味しくいただきました。
美味しかったので、また後日豆腐を買いに行きました。
「そういえば、このお店のどこで豆腐を作っているのですか?」と尋ねると、
「この裏で作ってるよ。見てみるかい?」と言って、作業場を見せていただきました。
豆腐を作る作業場は、お店のほうのカオスな世界感とはまったく違う、職人の作業場でした。
こちらは豆腐をパッケージする機械ですね。
先日仰っていたように現在は日々、小ロットで作られているそうです。
豆腐を作る作業の説明をしている時のご主人の顔は、まさに職人の顔でした。
貴重な場所を見せていただきありがとうございました。
また買いに来ます。
「岩井豆腐店」の手作り豆腐はリピートするほど美味しい豆腐です。ぜひ、おすすめです。
岩井さんのお話では、営業時間は9:30~18:00で、不定休だそうです。
「岩井豆腐店」はこちら↓