【鎌ケ谷市】鎌ケ谷で唯一の水田「かば田んぼ」で案山子(かかし)コンテスト開催!参加者募集中です!
「鎌ケ谷市佐津間にあるかば田んぼで、案山子(かかし)コンテストを開催します。」というご案内をいただきました。
「かば田んぼ」とはどんなところなのか見に行ってきました。
場所は、県道8号線からの場合は東邦鎌谷病院の斜め前のセブンイレブン鎌ケ谷東邦鎌谷病院前店の脇を入っていった突き当りにあります。川にかかる小さな橋を渡った先にあります。
鎌ケ谷市立北部小学校方面からの場合は、小学校を北に進んだ通り沿いにこちらのかば田んぼの野菜直売所がありますので、この脇を入って行くと田んぼが見えてきます。
川は大津川という川で、手賀沼まで続いているそうです。こんな自然豊かで長閑な景色が鎌ケ谷にもあるのですね。
川沿いに「かば田んぼ」の看板が出ています。この川沿いをさらに進んで行くと「かば田んぼ」がありました。
「かば田んぼ」と「カバ畑」もあるのですね。
畑では色々な野菜が栽培されています。
こちらはネギですね。奥が田んぼになります。稲が実るとスズメたちがお米を食べてしまうので、鳥除けのネットを設置したそうです。
田んぼは、ゴールデンウィークの頃に「かば田んぼ」メンバーや子供達の手で田植えをしたそうです。稲がすくすくと育っていますね。
あぜ道は、毎年田植え前に整備をし、田植え後も定期的に草取りをして稲の発育を妨げないように手入れをしているのだそうです。
田んぼ用のため池では、小さな生き物も大切に育てていました。
メダカぐらいの小さな魚のタガヤシや、ザリガニの子供などが沢山いました。それらの生き物は、田んぼの水にも沢山泳いでいました。
そういった小さな生き物が田んぼで元気に泳ぎ回れるのは、「かば田んぼ」では農薬や化学肥料を使わずにお米を栽培し生き物に優しい自然環境づくりを行っているからのようです。
「カバ畑」でも、農薬や化学肥料を使わない野菜づくりをしているそうです。
農薬を使わないと雑草が生えて稲や野菜の成長を妨げてしまいますが、「かば田んぼ」「カバ畑」ではどうやって農薬を使わずに栽培ができているかというと、人の手による日々の手入れだそうです。
訪れたこの日は、これから始まる案山子コンテスト用に使う竹を「かば田んぼ」メンバーの皆さんで採りにいっていたそうです。
「かば田んぼ」メンバーは鎌ケ谷市在住の方と松戸市在住の方と合わせて15名いらっしゃるそうです。この日は少なめの4名の方が作業をされていました。
こちらが今回ご案内をいただいたメンバーの髙橋さんです。
髙橋さんに、なぜ「かば田んぼ」を始められたのかうかがったところ、もともとここで樺沢さんという方が農地を借りてお一人で田んぼを営んでいらっしゃったそうです。
樺沢さんがご高齢ということもあり、2012年頃から皆さんで田んぼを手伝うようになり、樺沢さんの田んぼだから「かば田んぼ」と名付けて集まったメンバーの皆さんで今では田んぼと畑を営んでいらっしゃるのだそうです。
作業が終わって、皆さんテントで休憩です。
髙山さんはご出身の富山県の実家が農業をやられていたということもあり、こちらでの農作業も頼れる存在。「かば田んぼ」には水張りのため毎日来られているそうです。
井上さんは「かば田んぼ」メンバーでもあり、「鎌ケ谷・大津川を清流にする会」のメンバーとしても活動されているそうです。
ところで、もともとこちらで田んぼを営まれていた樺沢さんですが、現在怪我で入院をされているとのことでお会いすることはできませんでしたが、案山子コンテストの頃にはお元気になられるといいですね。
さて、この「かば田んぼ」で開催される案山子コンテストですが、2023年が初の開催となるそうです。
これまで樺沢さんが個人的に案山子を作って立てていたことはあったそうですが、今回は広く一般の皆さんにも案山子作りに参加いただくことにしたそうです。
この案山子コンテストにより、鎌ケ谷市に残る自然環境に目が向けられ、今後も大事に守り育てていく機会になることを願って開催されるそうです。
案山子コンテストは、こちらの大津川沿いに皆さんが造った案山子を並べ、誰でもいつでも見に来ていただけるようにするそうです。
案山子コンテストの、参加者募集と投票につきましては、こちらの案山子コンテストご案内をご確認いただき、ぜひ、案山子作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
「案山子コンテスト会場」はこちら↓
「かば田んぼ」はこちら↓