【白井市】白井の名前の由来とも言われる「みたらしの池」と、市内で最も古い「鳥見神社」の鳥居
「白井」という地名の由来について、これまで特に深く考えたことはありませんでしたが、実在するとある池が「白井」の名前の由来となっているという話を聞き、その池に行ってみました。
その池は、以前の記事でご紹介したどら焼きの「さつまや」から歩いて2~3分のところにあります。
木下街道沿いの本白井郵便局の目の前の通りを入った、住宅地を抜けたところに池が出てきました。
小さな池で、よく見るとザリガニが沢山いました。
池の脇に説明書きがありました。
この池は「みたらしの池」といって、白井市指定史跡となっているようです。
ここは古くから信仰の地で、五穀豊穣・無病息災・眼病治癒に効果があるとされ、昔は池の水で目を洗っていたのだそうです。
また、昔の資料からも、この周辺がきれいな水の湧き出る場所として古くから知られていたようです。
このことは「白井」の名の由来の一つに「知る井」が転じて「白井」になったという説があることから、みたらしの池が「白井」の名の由来にまつわる重要な遺跡である可能性も考えられるのだそうです。
「みたらしの池」のすぐ脇には鳥居がありました。
「みたらしさま」として祀られているようです。
こちらの祠では石造の弁財天が祀られているそうです。
また、先ほどの説明書きに「近くにある鳥見神社の祭礼の際には池の水でご飯を炊いたりしたといいます。」と書かれていました。
現在ではご飯を炊いたりするのには不向きと考えられますが、昔はきっときれいだったのでしょうね。
その「近くにある鳥見神社」も見てきました。「みたらしの池」からは歩いて3分ほどです。
こちらの「鳥見神社」の石造鳥居も白井市指定有形文化財とのこと。
正徳三年(1713年)に建てられた明神鳥居で、市内では最も古く、市の歴史を考える上で重要なものなのだそうです。
「天下太平正徳三癸四月吉祥日」と書かれているようです。
こちらは「国土安全下総國印旛郡印西荘白井村」と書かれているようです。
それにしても、絶妙なバランスで建てられていました。
こちらが拝殿です。
ここで行われる祭礼の際に「みたらしの池」の水でご飯を炊いていたのですね。
白井の名前の由来とも言われる「みたらしの池」や、市内で最も古い「鳥見神社」の鳥居。お近くに来られた際は寄ってみてはいかがでしょうか?
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