【鎌ケ谷市】鎌ケ谷にある伝説の湧水が湧く「囃子水公園」と「囃子清水七面堂」

鎌ケ谷市丸山の住宅街を歩いていた時に見つけたこちらの鳥居。神社でしょうか?
ちょっと寄ってみました。
囃子清水_鳥居1
鳥居のすぐ脇に鎌ケ谷市教育委員会が作成した説明書きが掲げられていました。
説明によると、こちらにあるお堂は「囃子清水七面堂」といって、建立は不明ですが、1765年と刻まれた石塔があることからその頃の小社と考えられているそうです。
ご本尊は弁天様だそうですので、お寺のようでもありますが、その昔お寺と神社は一緒だった時代もあったようですので、どちらとも考えられます。
弁天様は水の女神様ですね。
昔話で、蓑笠を付けた孝行息子が父親の好きなタラの若芽を取ろうとして足を踏み外し池の中に落ちて死んでしまい、その話を聞いた大聖人が供養のため御題目を唱えると、池の底から笠の如き清水が噴出したので、この池を「囃子清水」と呼ぶようになったそうです。
囃子清水_七面堂説明
では境内に入ってみます。
囃子清水_鳥居2
こちらが七面堂。
囃子清水_七面堂
七面堂では七面天女(七面様)を祀っていて、七面様の元の姿は白蛇様といわれているようです。
囃子清水_七面様説明
水の女神様や池の話などが出てきましたが、それに関連して、ここ「囃子清水七面堂」は「囃子水公園」に隣接していることが関係していました。
「囃子水公園」は所在地は鎌ケ谷市道野辺本町になりますが、「囃子清水七面堂」から見下ろせるすぐ真下にあります。
「囃子水公園」は昔から豊富な湧水が出る場所として有名だったのだそうです。
地名の由来は、「笠になれ、蓑になれ」とはやし立てて手をたたくと、その形に吹き上がったことからとのこと。
「囃子清水七面堂」の説明書きにあった昔話と繋がっていますね。
囃子清水_公園説明
現在は雑草だらけで、行った時は湧き水(池)エリアは公園の一角にしかありませんでしたが、大雨が降った際は一時的に雨水をためておく雨水貯留池の役割も兼ねており、公園全体に水がたまる事もあるのだとか。
また、湿地特有の珍しい植物や昆虫などもいるようです。
この近くで育った方に聞いた話では、この池では昔はよく子供たちがザリガニ捕りなどもしたようですよ。
囃子清水_公園
この日は公園内の地面がぬかるんでいて湧き水(池)エリアに近づけなかったため、「囃子水公園」より高台にある「囃子清水七面堂」から湧き水(池)エリアを眺めてみました。
木が生い茂っていてしっかりとは見えませんでしたが、空の色を反射した水面を確認することができました。
囃子清水_池
鎌ケ谷に今も残る伝説の湧き水が湧く「囃子水公園」と、その水を祀る「囃子清水七面堂」。お近くを通った際は寄ってみてはいかがでしょうか?
 
「囃子水公園」はこちら↓
「囃子清水七面堂」はこちら↓
イチーバくん

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