【鎌ケ谷市】昭和にタイムスリップ! 東武博物館で保存されていた昭和38年製造8000系8111号編成のリバイバル車両が走っています!
柏~船橋間を走る鉄道の東武アーバンパークラインは、六実~馬込沢間で鎌ケ谷市内を走行しています。(鎌ケ谷市内の駅は、新鎌ケ谷駅と鎌ケ谷駅。)
2023年11月に入ってから、鎌ケ谷市内でも何度か走っているのを見かけるこちらのツートンカラーの車両。
東武鉄道にうかがったところ、昭和38年製造の東武8000系8111号編成列車で、当時実際に走っていた車体を整備し、今ふたたび走らせているいわゆるリバイバル車両なのだそうです。
車体カラーは塗装し直しているそうですが、当時の色を再現しているとのこと。
2023年11月1日(水)から一般列車として運行しているそうです。
期間限定の運行ですが、終了時期は今のところ未定とのこと。
8111号編成が柏~船橋間を運行する時刻は、当日にならないとわからないそうで、朝9時以降に「東武鉄道お客さまセンター」に電話でお問い合わせをすると当日の運行予定時刻を教えてもらえます。
この日は、教えていただいた時刻の列車に新鎌ケ谷駅から乗ってみることにしました。
ちなみに、この車体のカラーリング名称は、インターナショナルオレンジとロイヤルベージュのツートンカラーだそうです。
車内は近年整備されたこともあり、座席シートは現行のものが使われ、天井にはエアコンも完備されていますので、一見古さは感じられません。
ですが、こちらをご覧ください。
車内の表示板には、確かに昭和38年11月製造と書かれています。今から60年前に製造されたものなのですね。
そして、所有者はなんと「東武博物館」!
以前の運用を終えて、しばらくは博物館で動態保存されていたようです。
車内に、8000系8111号編成の、東武博物館による説明書きもありました。
こちら先頭車両。確かに8111号ですね。
常務員室立入り禁止の文言は、当時の文言のままでしょうか。
内側のドアの色は当時の色を再現しているのでしょうか。ちょっとレトロ感がありますね。
近年の車両にもドアコック自体はありますが、8111号のドアコック使い方説明の文字がなんとも味があります。
ドアコックもレトロ。
網棚が、確かに昔の網棚です。(近年は網ではなくバー)
車両と車両の連結部のところには、「幌の中に空き缶紙屑等を捨てないでください。」と。
近年は電車の中でそのような文言は見かけないですね。
そして、今では車内では当たり前となっている「禁煙」の表示もありました。
運転席はこのようになっていましたが、これは昔ものではなく、現行のものでしょうか?
電車に詳しくなくわからなかったので、ご存じの方がいらっしゃいましたら、情報お待ちいたしております。
車内には、8000系の列車の昔~近年の歴史を物語る写真がずらりと貼られており、この車両自体が動く博物館のようでした。
到着した柏駅では、8111号編成と、現行の車両が同時に並ぶところが見られるということで、多くの鉄道ファンの方がカメラのシャッターを切っていました。
鉄道ファンにとっても8111号編成列車はレアなのですね。
東武アーバンパークラインの、柏駅と逆の終着駅の船橋駅では、駅窓口の中に、紙製の歴代の東武線の列車の模型が飾られていました。
そこにも、しっかり8111号編成の車両もいましたよ。
8111号編成を含む8000系は今年2023年でデビュー60周年ということで、記念のスタンプラリーが2023年11月1日(水)~2024年1月8日(月)まで行われているようです。
スタンプコースとモバイルコースの2種類あるようですが、スタンプコースのほうで、新鎌ケ谷駅がスタンプ押印場所に選ばれています。
新鎌ケ谷駅の改札外にスタンプが設置されています。
新鎌ケ谷駅のスタンプはこんなスタンプ。
スタンプラリーに参加がてら、新鎌ケ谷駅から東武アーバンパークラインの昭和レトロな8111号編成のリバイバル車両に乗ってお出かけしてみてはいかがでしょうか?
「新鎌ケ谷駅」はこちら↓