【鎌ケ谷市】公園の中に巨大な4つのコンクリートの塊!? 今も残る戦争遺跡「鉄道連隊橋脚」
鎌ケ谷市東道野辺にある「アカシア児童遊園」という公園の前を通るたびに気になっていたものがあります。
それはこの、公園内にそびえ立つコンクリートの塊。
それも公園内に4つあるのです。
気になるなら実際に近くで見てみようと、公園に立ち寄ってみました。
ブランコで遊ぶ子供たちの目の前に、謎のコンクリートの塊。
そのうちのひとつのコンクリートの塊の下に説明書きがありました。
説明書きによりますと・・・
これは「鉄道連隊橋脚」と呼び、この橋脚は、昭和初期に旧日本軍の鉄道大隊が、訓練や物資等の輸送のため、建設した鉄道の一部です。千葉県では、鉄道大隊から独立し、津田沼に配備された第2鉄道連隊が、第2次世界大戦終了まで活躍しました。この橋脚は、第2鉄道連隊が、大戦中、鉄道を敷く訓練として津田沼~松戸間に設けた路線の一部でした。終戦後、路線は京成電鉄が買い受け、昭和21年に京成電鉄の出資により新京成電鉄が設立され、路線の整備を行いました。しかし、この部分は整備から除かれ、この橋脚だけが残りました。
つまり、終戦までは、ここに鉄道が通っていたということですね。
鎌ケ谷市のホームページを見ますと、4基の橋脚のうち、一番高いものは6メートル近くあり、低いものでも4.7メートルあるそうです。
近くで見ると確かに大きいです。
「アカシア児童遊園」の遊具と戦争遺跡「鉄道連隊橋脚」が並んでいるちょっと不思議な光景。
お近くに行かれた際は、寄ってみてはいかがでしょうか?
「鉄道連隊橋脚」はこちら↓