【印西市】ラーメン屋さん？フォトギャラリー？「ラーメンすずき」は1970年代の印旛沼の釣りブーム時代から人々のお腹を満たしてきた創業50年以上の老舗

佐倉市との市境にある西印旛沼も近い印西市山田にある「ラーメンすずき」。

以前にご紹介した、１万年前はナウマン象が水を飲みにきていた印旛沼のほとりの公園、そして、数年前に公園のトイレの壁に描かれた落書きがイギリスの芸術家バンクシーの作品ではないかと話題になった公園でもある「双子公園」から直進300メートルのところにあります。

看板には、「ラーメンすずき」と「フォトギャラリー いにはの里」と併記されています。
建物は１つしか無さそうですが、どっちなのでしょう！？
「ラーメン」の暖簾もかかっていますし、「うまい！餃子」の幟も出ているのでラーメン店だと思われますが。

店内に入ると、カウンターに赤い椅子。
ラーメン店らしい雰囲気。

よく見ると、カウンターの上には額に入った写真がずらりと飾られています。

カウンターと反対側のテーブル席と小上がり席のあるほうは、天然木をふんだんに使った山小屋風の雰囲気の空間になっており、こちらにも沢山の写真が壁に飾られています。

これらの写真が「フォトギャラリー いにはの里」の作品ということで、ラーメン店とギャラリーが一体となったお店なのでした。
お店のご主人が写真が趣味ということで、ご自分で撮った写真はもちろんのこと、今ではご主人だけでなく色々な方の作品も飾っています。

写真は毎月入れ替えているそうで、その時々の季節を感じる作品が並びます。
うかがった6月は綺麗なあじさいの写真がいくつか飾られていました。

さて、お食事のほうですが、こちらがラーメンメニュー。
ご主人におすすめをうかがうと「なんでもおすすめだけど、強いていえばネギチャーシューメンかな。」とのことで、ネギチャーシューメンをいただくことに。
もうひとつ、カレーラーメンもお願いしました。

ラーメン＋ミニチャーシュー丼がセットにできるということで、ミニチャーシュー丼も付けました。

ギョーザもいただくことに。

まずはミニチャーシュー丼が運ばれてきました。
チャーシューがしっかり味が染みているのでマヨネーズに負けることがなく、ごはんがすすみます。

そして、ギョーザ。
町中華風のカリッとしっかり焼けた美味しいギョーザでした。

こちらが、ネギチャーシューメン。
バラロールのチャーシューは厚くてとても食べ応えがあり。
ネギはシャキシャキしていて、甘味がありました。
ラーメンの出汁には豚は使わず、鶏・野菜・昆布などが使われており、優しい味のスープ。

そして、こちらがカレーラーメン。
炒めた野菜の旨みが利いています。
カレーはやや甘口なので、お子様でも美味しくいただけそうです。

どちらのラーメンも美味しくいただきました。

食後にサービスでいただいたモツニン。
前出のメニューにもありましたが、モツをニンニクで漬けた、お酒にとっても合いそうな一品。
実はこのモツニンがお店の一番人気メニューなのだそう。
モツニンパックを求めて日本全国から注文が来ているのだとか。

こちらが店主の鈴木ご夫妻。
最初は今の場所のすぐ近くで奥様のご両親が「鈴木商店」として1970年に創業されました。
当時、印旛沼では釣りがブーム。
週末ともなると釣り客を乗せたツアーバスが続々とやって来ていたそうです。
「鈴木商店」ではお弁当や釣り具を販売していましたが、釣り客の多くの方から「この辺りには食べるところがないので、お食事処が欲しい。」という要望を受け、ラーメン店を始めることに。
1974年に「札幌ラーメン えぞふじ」をフランチャイズでオープン。
数年後、独立して「ラーメンすずき」となりました。
ラーメン店としては50年以上営業されている、印旛沼の釣り客たちのお腹を満たしてきた老舗なのでした。

ぜひ、優しい味の美味しいラーメンを食べに、そして、ギャラリーの素敵な写真を見に、「ラーメンすずき」に行ってみてはいかがでしょうか？

2025年6月現在、営業時間は11:00～18:00ぐらいまで、月曜日と木曜日が定休日とのことです。（※営業時間、定休日は予告なく変更する可能があります。）

「ラーメンすずき」はこちら↓