【印西市】1万年前はナウマン象が水をのみに来ていた「双子公園」
佐倉市との市境の印旛沼(西印旛沼)のほとり、印西市山田干拓一区に「双子公園」があります。
「双子公園」に行くとまず目に留まるのが、こちらの象の親子の像。
実は、これは現代の象ではなく、絶滅したナウマン象の像なのです。
印西市ホームページによると、印旛捷水路の掘削工事中の昭和41年に、ナウマン象の化石が発見されたことにちなみ、ナウマン象の親子の像を建てたのだそうです。
像の横に、ナウマン象についての説明書きがあります。それによると・・・
ナウマン象は約1万年前まではアジア大陸に生息していた。
印旛村で(化石が)発掘されたということは、アジア大陸と陸続きであった。
ここの沼地は当時からあり、ナウマン象は水のみに沼に近寄り泥土にはまった。と考えられるのだそうです。
つまり、1万年前に印旛沼に水をのみに来ていたナウマン象が、沼に落ちて死んでそのまま化石となったということですね。
ナウマン象の親子像が見つめる先には印旛沼があります。
「双子公園」には、印旛沼が一望できる小山の上に四阿もあります。
四阿からは、このように印旛沼が一望できます。
四阿から見て印旛沼と逆方向にあるあの建物は、実は2019年に世間の注目を集めた公園のトイレです。
2019年当時、トイレの裏の壁に描かれたこちらの絵がイギリスの芸術家バンクシーの作品ではないかと話題になりましたが真相はわからず、最終的に落書きと認定され千葉県により消去されました。
今ではこのように元通りになっています。
また、「双子公園」は、印旛沼自転車道のちょうど中間地点でもあり、休憩所にもなっています。
この撮影日も、サイクリングの途中で公園内のベンチで休憩する人、または、車でやって来て車からロードバイクをおろし、ここを起点にサイクリングをスタートさせる人などもいました。
天気の良い日は、印旛沼を眺めながら沼のほとりをサイクリングするのも気持ち良さそうですね。
サイクリングするのも良し、四阿で印旛沼を眺めながらお弁当を食べるのも良し、1万年前にこの場所にナウマン象がいた「双子公園」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
「双子公園」はこちら↓