【印西市】絶滅危惧種であるはずの「トモエガモ」が、数万羽の大群となって印旛沼に越冬でやってきています
今、日本のなかで生息地を失ったり、数が少なくなったりして、絶滅の危機にさらされている動植物を、環境省生物多様性センターがまとめた「レッドリスト」の2020年版の鳥類のひとつに「トモエガモ」が入っています。
「トモエガモ」は、ロシアで繁殖し日本や韓国で冬を越す渡り鳥。
オスの顔に黒色と緑黒色それに淡黄色、白色が組み合わさって巴型の模様に見えるので、この名が付けられています。
そんな絶滅危惧種のはずの「トモエガモ」が、印旛沼(北印旛沼)に10万羽以上越冬のためにやってきているというニュースを見て、そんなに大群がいるのかどうか確認しに行ってみました。
以前の記事で紹介した「ペリカンのいる船着き場」に行ってみました。
【印西市】印旛沼にはペリカンがいる! TVにも出演、Googleマップのスポットにもなっているモモイロペリカンに会いに行ってきた!
前回は寒さでじっとしていたペリカンが、この日は漁師さんが魚を捕りに行っているということもあり、船の上ではなく、人がすぐ近くにいる陸地を元気に歩き回っていました。
そんなペリカンのいる船着き場からは、「トモエガモ」の大群はもちろんのこと、1羽も見つけられませんでした。
同じく「トモエガモ」を撮影に来たというご夫婦もこの日、まだ「トモエガモ」は撮れていないと仰っていました。
場所を変えて印旛沼の周囲をぐるりと散策してみることにしました。
すると、沼の南側の吉高干拓のサイクリングロードに、望遠レンズをつけたカメラを持った方々が。
彼らがカメラを向ける先にいたのは「トモエガモ」。
割と岸に近いところを泳ぐ数十羽の群れを見つけられました。
と思ったら、手前の数十羽だけでなく、奥(沼の中央部)に見えるのは・・・
黒いごまつぶのように見えるものはすべて「トモエガモ」の群れ。
沼の中央あたりが黒く埋め尽くされていました。
そこへ、一隻の船がやってきて沼を横切りました。
その船のモーター音に驚いた沼の中央部にいた「トモエガモ」が一斉に飛び立ちました。
飛び立った「トモエガモ」の様子のアップ写真。
ものすごい数です。数千羽~数万羽はいるかと思われます。
驚かずに飛び立っていないカモたちもいるので、全部を合わせたらどれだけの数になるのでしょう!?
スマホカメラのため、1枚目の写真のような「トモエガモ」のアップは撮れませんでしたが、確かに印旛沼に絶滅危惧種「トモエガモ」の数万羽の群れが越冬でやってきていることが確認できました。
暖かくなる3月頃にはロシアに帰ってしまうようですので、ご興味のある方は、ぜひ、2024年2月中に「トモエガモ」を見に、印旛沼を訪れてみてはいかがでしょうか?
「トモエガモ」のいる「北印旛沼」はこちら↓
イチーバくん
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