【印西市】室町時代に建てられた泉福寺薬師堂は国指定重要文化財
印西市岩戸に、国指定重要文化財のお寺のお堂があると聞いて見に行ってみました。
泉福寺というお寺にあります。お寺ですが山門にしめ縄があるのは珍しいですね。
山門をくぐった正面に本堂がありました。
山門を入った脇の小径の手前に「重要文化財 泉福寺薬師堂」と書かれていました。
この先の階段を上った先に薬師堂があるようです。
階段を上ると、そこには小さなお堂がありました。
屋根は茅葺のようです。
「泉福寺薬師堂」の説明書きがありました。
「泉福寺」はその創建については明らかではなく、弘治2年(1556年)に焼失してその後再建されたと伝えられています。
「薬師堂」の建立年代は建築手法から室町時代末期と考えられるようです。
このお堂は千葉県下に多い和様と禅宗様を混用した三間仏堂で、古材の保存も良いのだそうです。
中世における関東地方の建築の流れを知る上に重要な遺構と言えます。
そして昭和52年に国指定重要文化財に指定されました。
遠くから見るととても小さなお堂に見えましたが、近くで見るととてもしっかりした造りのお堂でした。
印西市のホームページにも「泉福寺薬師堂」の説明がありました。
それによると「泉福寺薬師堂」の建立年代は室町時代末期とのことですが、印西市内にはその他にも室町時代に建立されたと考えられる「栄福寺薬師堂」・「宝珠院観音堂(通称:光堂)」があり、「泉福寺薬師堂」は、それらの後に位置付けられるのだそうです。
室町時代に建てられて歴史と価値のある「泉福寺薬師堂」を一度訪れてみてはいかがでしょうか?
「泉福寺薬師堂」はこちら↓