【印西市】昔なつかしい風景と素朴な人形たちに心癒されます。「私の昭和人形展」が北総花の丘公園で9月26日（火）まで開催中！

2023年9月20日（水）～26日（火）で県立北総花の丘公園にて、とても興味深い人形展が開催されています。

人形展_花の丘公園１北総花の丘公園はいくつかのゾーンが分かれておりますが、人形展が開催されているのはBゾーン（都市の景ゾーン）の建物が並ぶエリアになります。

人形展_花の丘公園２こちらの展示室で、「私の昭和人形展」という人形展が開催されています。

人形展_花の丘公園３「私の昭和人形展」の作家さんは、印西市小林在住の鈴木達也さんです。
鈴木さんは生まれも育ちも印西市。
人形作りは定年退職後に始められたそうで、ご自分の小さい時（昭和時代）の思い出の風景とともに人形も作られています。
人形展の展示品の多くは昭和の印西市（当時は印西町）が舞台になっています。
こちらのメッセージ、とても味のある文字ですね。
展示品のひとつひとつにも、この味のある文字でコメントが書かれています。

人形展_メッセージこちらの作品は、「行商のおばさん」というタイトルで、JR成田線の小林駅が舞台になっています。
以前に取材をさせていただいた小林駅近くの「垣沼商店」のご主人も取材の時に仰っていましたが、昭和の時代は、行商のおばさんたちがまずは出発前に小林駅に集まりました。
そして、ここで売りに行く野菜の品をそろえたり、不足の野菜を補充したりしていたそうで、その行商のおばさんたちのための朝市が開かれていました。

人形展_行商のおばさん１そしてこちらが、朝市で品物を補充して、これから電車に乗って東京などに向かう行商のおばさんですね。
新聞紙に包んであるものはなんでしょう？

人形展_行商のおばさん２こちらは、「ボンネットバスが走るころ」というタイトルで、おばあちゃんが畑帰りのバス停で休憩している情景だそうですが、当時は印西市内にボンネットバスが走っていたのですね。

人形展_バス停「ばあちゃんいそがなくていいよ」というコメントが添えられたこちらの作品の、この郵便局のモデルは、昭和33年築の印西市内に実在する郵便局だそうです。
令和の現在でも昭和レトロな造りのまま残っているそうですので、今度見に行ってみようと思いました。

人形展_ポスト１そして、この郵便局のポストに手紙を出しに、やっとこさやってきたおばあちゃんの表情がなんとも愛らしいですね。

人形展_ポスト２こちらは駄菓子屋さんです。昔、小林にあった駄菓子屋さんがモデルだそうです。

人形展_駄菓子屋１お菓子を選んでいる子供の表情がなんだか嬉しそう。

人形展_駄菓子屋２そしてその子供を優しく見守る駄菓子屋のおばあちゃんの表情がとっても優しい。
店内の駄菓子（瓶の中身も）は、ひとつひとつ手作業で作られたのだとか。とっても小さいので作るのが大変だったそうです。

人形展_駄菓子屋３展示されている、おばあちゃんやおじいちゃんの人形は穏やかな表情のものが多いですが、鈴木さんは特に子供は元気な表情にこだわって作られたそうです。
こちらの先頭の女の子は表情からも元気ハツラツさが伝わってきました。

人形展_子供たち今回ご紹介した作品以外にも、色々な興味深い作品がたくさん展示されています。
入場は無料、9:30～16:00の開催で、会期中は作品を作られた鈴木さんが常駐されています。
9月26日（火）まで開催されていますので、ぜひ、鈴木さんの「私の昭和人形展」を見に、北総花の丘公園に行ってみてはいかがでしょうか？
入場の際はマスクを着用しましょう！