以前からずーっと気になっていて、買いに行きたかったのですが、なかなか行けなかったお店があります。
その名は「イカ親父の唐揚げ」。唐揚げテイクアウトのお店です。
鎌ヶ谷大仏駅から歩いて10分ほどのところの鎌ケ谷市鎌ケ谷の住宅街の中にあります。
なかなか行けなかったのは、営業日が日曜日のみということ、日曜日でも時々お休みの場合があったこと、2023年夏季シーズンはしばらく休業されていたためです。
先日、ホームページで営業再開を知り、早速、そして、やっと行ってきました。
こちらのプレハブ小屋が「イカ親父の唐揚げ」の店舗です。
広い敷地のお宅のその敷地の一角にあり、駐車場も敷地内に約３台分ありました。

日曜日の11時開店で、11時ちょっと過ぎに到着するとちょうど唐揚げを揚げているところでした。

この時お店にいらっしゃったのは、店主さんと一緒にお店を切り盛りされている店主さんの小・中学校時代の同級生の東（あずま）さんです。
お二人とも鎌ケ谷市のご出身で、お店のあるこの場所は店主さんのご実家なのだそうです。

「イカ親父の唐揚げ」の販売メニューは、唐揚げ（400円/100g～）と、唐揚げ弁当（650円）です。（いずれも税込）
東さんに、唐揚げ100gと唐揚げ弁当をお願いしました。

なんと！ 唐揚げ弁当は、ごはんの量が多いため、お弁当箱の蓋が閉まりません！
袋には入れていただけるので、この状態のままテイクアウトしました。

お店到着時も１組お客さんがいらっしゃいましたが、買い終わった後もお客さんが１組来られました。
住宅街の中の目立たない通りにある小さなプレハブ小屋のお店ですが、知る人ぞ知る人気の唐揚げ店のようです。

早速、自宅でいただきました。
国産若鳥、青森産にんにく、北海道産小麦粉を使うなど、材料や調味料にもこだわった唐揚げだそうです。
１個がけっこう大きい！
昔なつかしい優しい味の唐揚げですが、にんにくや醤油の下味がしっかり付いた美味しい唐揚げでした。

蓋が閉まらずお弁当箱から唐揚げがはみ出ていた唐揚げ弁当も美味しく、そして残さずいただきました。
先ほど唐揚げを買いに行った時、店主さんは本業の外構のお仕事で現場に行かれており、午後には帰ってくるので、その時なら詳しいお話ができるかもと東さんが仰っていたので、唐揚げ弁当をいただいた後に再度お店にうかがいいました。

こちらが店主の後関さんです。
代々こちらで外構屋さんをやられているのかと思いきや、おじいさんは木下街道沿いで魚屋さんを営んでおり、お父さんは植木屋さんを営み、そして後関さんは外構屋さんと、別々の業種のお仕事をされてこられました。
「なぜ唐揚げのお店を始めたのですか？」とうかがうと、
「小学生の頃は唐揚げと言えばちょっとしたごちそうで、母が作ってくれたにんにくと生姜の効いた素朴な味の唐揚げがとても美味しかったんです。今ではチェーン店で色々な味付けの唐揚げがありますが、昔ながらの昭和の唐揚げの味を残したいという思いから唐揚げのお店を始めようと思ったんです。」とのこと。
「お店を始める前に、中津唐揚げが名物の大分県まで修行に行ったんです。」

そこへすかさず東さんから、「修行じゃないだろ、ただの食べ歩きだろ！」とツッコミが。ちょっと漫才みたいで面白かったです。
そして2022年10月に、ここで「イカ親父の唐揚げ」をオープンしました。ちょうど１周年ということになりますね。
後関さんは釣りが趣味で、釣ってきたその季節の旬の魚（太刀魚や鯵など）をフライにしたものを販売することもあるのだとか。
魚を釣ったらホームページで告知をしているそうなので、魚のフライも買いたい方はホームページを要チェックです。
「イカ親父」だけにイカも釣るそうで、釣ったイカで塩辛を作って販売されているそうです。これがまた人気なのだとか。
「イカ釣りが趣味だから、イカ親父なのですか？」と尋ねると、
「いや、イカれてる親父だからイカ親父。」

お店のアイキャッチにもなっている犬は、後関さんのワンちゃんブルだそうです。
牛肉を食べない、鶏肉大好きなブルちゃんなのだとか。

そう言えば、蓋が閉まらないほどの大盛りの唐揚げ弁当は、あれは、お客さんにお腹いっぱい食べてほしいという想いからなのだそうです。
材料にもこだわり、サービス精神旺盛な「イカ親父の唐揚げ」を営む後関さんと東さんは、「イカした親父」です。
オープンから１周年を迎え、これからもなつかしい昭和の味の唐揚げを鎌ケ谷で作り続けていただきたいですね。

ぜひ、「イカ親父の唐揚げ」に唐揚げを買いに行ってみてはいかがでしょうか？

営業日はお店のホームページでご確認ください。

「イカ親父の唐揚げ」はこちら↓

前の記事へ

記事一覧へ

次の記事へ