【印西市】全国およそ90社あるうち、13社が印旛沼周辺に鎮座する「宗像神社」
印西市内を車で走っていると、ところどころで見かける「宗像神社」。
「宗像神社」ってそんなに沢山あるものなのでしょうか?
「宗像神社」は日本全国におよそ90社あると言われていますが、印旛沼周辺の、印旛村・印西市・白井市の狭い範囲に13社がかたまって分祀されており、そのような例は他にはないそうです。
宗像神社の本社は福岡県宗像市にあり、地元でもかたまって分祀されているのは3社を数えるのみなのだそうです。
印西地方で宗像神社を鎮守として伝えるのは、岩戸・師戸・鎌苅・吉田・造谷・大廻・瀬戸・平賀・山田・吉高・船尾・戸神・白井市清戸の13の集落です。
そのうちの最南端の位置に創建されている印西市師戸にある「師戸宗像神社」に行ってみました。
以前にご紹介した、印西市師戸の「アトリエMoon/ギャラリーわらね」や、「お菓子工房 梛(なぎ)」からも近く、歩いて10分くらい、車なら2分くらいのところです。
鳥居が石造りのものと、奥に木造のものの2基あり、ちょっと珍しいですね。
「宗像神社」の御祭神は、イチキシマヒメと、タキヅヒメと、タキリビメの三女神で、いずれも玄界灘の海上交通を守護する海の神と言われています。
航海安全および漁民の豊漁などの信仰をもっていることもあり、印旛沼に囲まれている師戸の住民は昔から深く信心していたようです。
現在は産土神(うぶすなかみ)と呼ばれ、生まれた土地の守護神として“おぼすなさま”と広く伝えられ、子供が生まれた時、また結婚の報告には氏神としてお参りされているそうです。
こちらの狛犬を見て、あれっ?と思ったのは、両方とも玉(鞠)を持っているところです。
あと、通常は台座の上に狛犬がいるところが、「師戸宗像神社」の狛犬は地面に直置きになっています。
いずれも極めて珍しいそうです。
印旛沼周辺に行かれた際は、13社のうちのいずれかに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
「師戸宗像神社」はこちら↓