【印西市】鐘楼堂と一体となった珍しい山門のある600年の歴史のあるお寺「東祥寺」
印西市鎌苅を車で走っている時に見つけた、この「不許葷酒入山門(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)」と石に彫られた碑文。
(「葷」は韮(にら)・葱(ねぎ)・大蒜(にんにく)などの香りの強い野菜)強い香りの野菜と酒は禅僧の修行の心を乱すもとになるから、寺の境内に持ちこんではならないという、禅宗のお寺の門の前でよく見かける碑文ですね。
この先に禅寺があるようなので寄ってみることにしました。
山門が見えてきました。
「曹洞宗東祥禅寺」と書かれています。やはり禅寺ですね。
山門が二階建てのように見えます。
山門の入り口に説明書きがありました。
「東祥寺」は、600年近い歴史があるお寺。
横浜市鶴見区にある大本山總持寺の曾孫末にあたる由緒正しきお寺です。
現住職で41世になります。
「東祥寺」の建物で一番古いのが山門。
万治元年(1658年)以前に建てられた山門。
鐘楼堂と一体になっている山門は珍しく、鐘は鐘楼堂から下がっている紐を引いて鳴らします。
山門をくぐり、内側から見てみると、確かに、山門の上の部分に鐘をつく撞木が釣り下がっているのが見えました。
そしてその真下には紐が下がっていました。
山門の下には鐘を撞く際のお寺からのお願い事も書かれていました。
遊びで鐘を撞いたり、二度撞き・連打はいけません。
鐘を撞く前後は必ず手をあわせ、願いをこめて撞きましょう。
こちらが本堂ですね。
「東祥寺」のご本尊は釈迦三尊。
祈祷本尊として、秘佛 聖観世音菩薩像が祀られているそうです。
お寺のホームページを見ますと、月に1度坐禅堂にて坐禅会が行われています。
初めてで作法など解らなくても当日、住職さんが丁寧に教えてくれるそうです。
坐禅会は参加は無料。
また、月に1度本堂にて写経会も行われています。
こちらも、初めてで作法など解らなくても当日、住職さんが丁寧に教えてくれるそうです。
写経会は奉納料1,000円。
お近くに行かれた際は、600年の歴史のある「東祥寺」と、境内で一番古く鐘楼堂と一体となった珍しい山門を見に行ってみてはいかがでしょうか?
タイミングが合えば、坐禅会や写経会にも参加してみてはいかがでしょう?
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