【白井市】お好み焼き処「古の珠」(このみ)でいただく『アメリカンやき』!?
白井市根に、お好み焼き処「古の珠」(このみ)があります。
場所は国道16号線からも近い風間街道沿い、京葉ガス白井野球場の斜め前になります。
駐車場は、お店の裏の住宅の隣り「古の珠」と書かれた看板のところにあります。
うかがったのは休日の夕方、お座敷席は家族連れやお友達同士のグループでいっぱいでしたので、入り口からすぐのところのテーブル席に通していただきました。
さて、メニューはこちらです。お好み焼き以外に、もんじゃ焼き、鉄板焼きと色々ありますね。
鉄板焼きの『とり串やき』と、お好み焼きの『豚玉』を頼むことにしたのですが、その他にとても気になるものが。
お好み焼きの中に、なんともインターナショナルなメニューが。
それぞれどんなものか聞いてみました。
●チャイニーズやき⇒ ニラ・キムチ・コチュジャン(チヂミ風)
●アメリカンやき⇒ ベーコン・コーン・チーズ
●ボンジュールやき⇒ ホタテ・エビ・タルタルソース
●イタリアンやき⇒ 玉ねぎ・サラミ・チーズ・ピザソース
その中からは『アメリカンやき』をいただくことにしました。
最初に、とり串やきと、鉄製の重しが運ばれてきました。
まずはとり肉の皮側を3分焼きます。
そして裏返して、重しを乗せて3分焼きます。
3分経ったら重しを外してとり肉に完全に火が通るまで焼きます。
その間に豚玉が運ばれてきました。
とり串がそろそろ焼きあがったので、横で豚玉を焼き始めます。
とり串は塩コショウだけの味付けですが、美味しかったです。
豚玉が焼き上がり、こちらも美味しくいただきました。
そして、例のアメリカンやきが運ばれてきました。
焼き方がわからないので、お店の方に焼いていただくことにしました。
まずは生地を作り、その上にベーコンを敷きつめていきます。
その上にコーンとチーズを乗せ、生地を焼いていきます。この上にさらに少しだけ残しておいた生地をかけていました。
生地が焼けてきて、チーズが少し溶けはじめたところでひっくり返します。
ふんわり焼けています。
さらにひっくり返して焼いたところで、4等分にカットしてもらいました。
最後に、ソース、マヨネーズ、鰹節、青海苔をかけて完成です。美味しそうなビジュアルです。
ちょっと斬新な具材を使っていますが、それぞれがとても合っていて美味しくいただけました。
こちらが「古の珠」のママの前川さんです。
お話をうかがったところ、「古の珠」は今年2023年の8月で28年目を迎えるそうです。
前川さんは以前は白井工業団地に勤めていらっしゃいましたが、勤め先の人員削減で職を失いました。家族の生活を考えた時、それならばお店を開こうと思いつき、たまたま新聞で見つけた関西にあるお好み焼き専門学校の東京校に通い、お好み焼きの作り方から経営のノウハウまで学び、調理師免許も取得されました。
それにしても、なぜお好み焼きを選んだのかうかがうと、白井市(当時は白井町)には、お好み焼き屋が1件もなかったので、ここでお店を開けば流行るのではないかと考えたからなのだそうです。
そして1996年8月8日に、現在は茹で上げ生スパゲティのお店「やまだ家」も入る建物で、「古の珠」はオープン。白井市で一番最初のお好み焼き屋ということになりますね。
たちまち地域の人気店となり、手狭になった為、その後2000年に現在の場所に移転されたのだそうです。
ところで、お店の名前「古の珠」(このみ)の由来ですが、古来から天の使いと言われている龍が掴んでいる「如意宝珠」。あらゆる願いを叶えてしまういわゆる「古の珠」(いにしえのたま)から文字はとり、響きは「お好み焼き」の「このみ」からとっているそうです。
こちらの龍のイラストは凧絵師の方に描いていただいたものだそうですが、法被の背中の文字「昇」という文字は、「白井」とも読めなくもないですよね。
地域に愛され、27年という長きに亘り営業されているお好み焼き処「古の珠」に行ってみてはいかがでしょうか?
お好み焼き処「古の珠」(このみ)はこちら↓