【印西市】日本史の授業で習った古墳時代のあの「前方後円墳」が印西にもあった! 印西市小林「道作古墳群」
以前の記事でご紹介した、印旛地域に点在する18社の鳥見神社の総社でもある印西市小林の「小林鳥見神社」を訪れたときに見つけたのは、「小林鳥見神社」から歩いて3分のところにある「道作古墳群」。
古墳群ということで、いくつかの古墳がかたまってあるようです。
整備された駐車場もあり、ちょっとした公園のようになっていたので、寄ってみることにしました。
そこに掲示されていた説明書きによりますと、「道作古墳群」は、古墳時代後期(6世紀後半)頃に作られた古墳群で、前方後円墳7基、円墳14基、方墳1基から構成されています。
古墳は、当時の支配者の墓であるようです。
古墳群の東側では、古墳時代の集落跡である駒形北遺跡が発掘調査され、古墳群との関連性が注目されているとのこと。
「道作古墳群」の前の道路からもよく見えるこちらの古墳は、「道作古墳群」の中で最も大きい1号墳と呼ばれる「前方後円墳」です。
と言っても、ただの小山にしか見えないですね。
ちょっと“引き”の写真で見てみますと、なんとなく「前方後円墳」のような気もしますね。
印西市教育委員会で、平成6年度に測量調査を行い、平成8年度には発掘調査も行ったそうです。
調査の結果、墳長46m、前方部高さ4m、後円部高さ3.5mを測りました。
ボーリング調査では、後円部のほぼ中央に竪穴式の石棺の所在が予測されるそうです。
また、下総型円筒埴輪の破片も出土しているとのこと。
どんな支配者が埋葬されているのでしょうか。
1号墳のすぐ近くに、2つの円墳がありました。
印西市ホームページによりますと、これらは、4号墳、5号墳とのこと。
4号墳、5号墳も同一方向に主軸をとることからその陪塚と考えられ、被葬者同士の強い関係性を窺うことができるそうです。
学校の歴史の授業で習った「前方後円墳」が、こんな身近な印西市内にあるとは知りませんでした。
お近くに行かれた際は、古墳時代の史跡「道作古墳群」を見に行ってみてはいかがでしょうか?
「道作古墳群」はこちら↓