『津田沼の人気ラーメン店「旭川ラーメン好（KOO)」が閉店し、現在は鎌ケ谷に移転して「ワルンkoo（コオ）」という名前で営業しているようですよ。』という情報を読者の方からいただきました。
「旭川ラーメン好（KOO)」（後に「北海道ラーメン好（KOO）旭川」に改名）は、津田沼駅近くの船橋市前原にある老舗の人気ラーメン店で、店主さんのことも知っていましたが、閉店されていたことは知りませんでした。鎌ケ谷に来たのならば、行かねば！ということで行ってみました。
場所は、まさに住宅街の真ん中なのですぐ近くには目印になるものが無いのですが、強いて言えばセブンイレブン右京塚店が近いですね。

店内に入ると、やはり「旭川ラーメン好（KOO)」で腕を振るっていた榊原さんがいらっしゃいました。『なぜ津田沼から鎌ケ谷に移転を？』と伺うと、『まぁ家賃だね。』と。
店内は津田沼時代とガラッと雰囲気の違う明るい雰囲気になっています。壁紙などはすべて榊原さんがご自分で装飾されたそうです。席数は全部で８席ありました。
『ラーメン店ぽくない造りですね。』と言うと、『ここ鎌ケ谷では、ラーメンはやるけど居酒屋みたいな感じでやろうと思って。』だそうです。

夜は居酒屋さんとしてもやっているということもあり、カウンターにはワインが沢山並んでいました。

厨房はオープンキッチンになっており、作っている様子がよく見えます。ラーメン店にはよくある大きな寸胴鍋をこちらでは置いていないのは、そんなに沢山の量を作らないので、スープの出汁をとるのに寸胴鍋でなくても十分なのだそうです。
とは言え、やはり一般家庭よりも火力の強いガス器具を使われていました。

『メニューはまだ創作中なので無いんだよ。』と榊原さん。なんと！！今日作れるラーメンを伺うと、醤油ラーメンとカレーラーメンとのこと。それをいただくことにしました。

調理の様子を見せていただきました。トッピングに海老と小松菜を使うところは津田沼時代と同じですね。『海老をソテーする時に一般のラーメン店はごま油を使うけどうちはオリーブオイルだよ。』とのこと。

こちらがラーメンの出汁スープです。煮干しをメインに昆布や野菜で出汁をとっています。これで10人前ぐらい作れるので、昼の分と夜の分で一日２回作っているそうです。

スープの味見もさせてもらいました。煮干しの出汁がしっかり出ていました。

醤油ラーメンのスープにはバターを使ってコクを出しているのだそうです。そこに出汁スープを濾しながらをついでいきます。

『うちのとっておきの調味料！』と言って、自家製の鯖ペーストを投入していました。さらに鯖節も入れて、魚介の旨味たっぷりのスープに仕上げていました。

そして、こちらがカレーラーメンに使う自家製のカレーです。色々なスパイスを使った榊原さんのオリジナルのカレーだそうです。

そのカレーを小鍋にうつし、そこに出汁スープを加えたのがこちらになります。これだけでも十分美味しそう！普通にごはんにかけて食べたいと思ってしまいました。

スープを丼に注いでいきます。

茹でた麺を湯切り。この慣れた湯切りの姿を見るとやっぱりラーメン屋さんだなぁ。

こちらは醤油ラーメンです。『いま作っているのは、もう見た目も作り方も旭川ラーメンじゃないから、これは鎌ケ谷ラーメンかな！？』と笑顔で話す榊原さん。

そしてこちらがカレーラーメンです。カレーラーメン以外にも今後オリジナルメニューを考えている、とも仰っていました。

ラーメンをいただいている時に、『ジャーン！』と言って榊原さんが持ってきたのはパスタとオリーブオイル。いつか本格イタリアンパスタも作ろうと考えているそうですよ。
そう言えば、海老をソテーする際もオリーブオイルを使われていたりと、どこか洋の要素もありましたしね。まだまだ先の話と仰っていましたが、パスタメニューも楽しみです。

店名についている「ワルン」とはインドネシア語で「食堂」という意味ですが、インドネシアが好きなのですか？と尋ねると、「旭川ラーメン好（KOO)」時代のお弟子さんだった方がバリ島にいらっしゃるそうで、それでインドネシア語の「ワルン」にしたそうです。その方も、今年2023年に入ってからバリ島でラーメン店を開店されたのだそうですよ。

今はまだメニュー創作中とのことですが、今後のオリジナル鎌ケ谷ラーメンを楽しみにしています。

現在は、年中無休、11:00～20:00で営業されているとのことです。

※営業日・営業時間は変更になる場合がありますので、お店にてご確認ください。

マッスルラーメンさん、情報ご提供ありがとうございました！

「ワルンkoo（コオ）」はこちら↓

前の記事へ

記事一覧へ

次の記事へ